家系図に実父と養父、どちらを書く?関係と資料を分けて残す下書きの方法

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たとえば、家の記録に「実父」と「養父」、違う二つの名前が出てきたら。

家系図の父の欄は一つなのに、どう入れよう。線を引く手が止まったら、**まずは二人を役割の違う別の項目に残してみてください。どちらかの名前を消して、一人に絞るところから始めなくて大丈夫です。**

これは、調査中の下書きを作るための提案です。血縁をたどる図なのか、家の継承をたどる図なのかでも、見せたいつながりは変わります。図の形を決める前に、資料で分かったことを分けて置いておきましょう。

目次

「養子になったら実親の関係は消える」と決めないでね

現代の制度を一つ確認します。法務省の養子縁組の案内では、普通養子縁組で養親と法律上の親子関係ができても、実親との親子関係は存続すると説明しています。

一方、同じページにある特別養子縁組は、実親との**法的な**親子関係を解消して、養親との親子関係を結ぶ制度です。

「養子」という一言で、全部同じ扱いにはできないんですね。

ここで見たのは現代の制度です。古い家の記録に出る養子を、そのまま現代の特別養子縁組だと読み替えないでください。資料の時代と記載内容を確かめる必要があります。

家系調査のメモでは、出生上のつながり、養親とのつながり、確認できた縁組の記録を分けておくと、後からたどり直せます。

図の一つの欄に収まらなくても、調査メモは別に持っていていいんです。

図へ入れる前に、名前の横へ「どの資料の、何の欄か」

資料でAさんの実父がBさん、養父がCさんと確認できた、という仮の例で考えましょう。こんな下書きメモにできます。

対象の人 資料で確認した関係 残す情報
AさんとBさん 実父として記載 Bさんの氏名、資料名、該当する欄やページ
AさんとCさん 養父として記載 Cさんの氏名、資料名、該当する欄やページ
縁組の日付 まだ確認できない 未確認と書いて、推測の日付を入れない

表は記録方法の一例で、戸籍の正式な様式ではありません。

ここで分かるのは、資料に書かれた関係です。Aさんがいつ別の家へ移ったか、誰と一緒に暮らしたかを知りたいときは、その出来事を示す記録も別に探していきましょう。

図に線を引く段階では、実親との線と養親との線をどう区別したか、図の端に説明を添える方法があります。凡例、つまり記号や線の意味の説明です。実線・点線を使うなら、どちらが何を表すかを自分の図に書いておきましょう。点線の意味がどの家系図でも共通、と考えなくて大丈夫です。

戸籍の読み方から全体を学びたい方には、永峰英太郎著・渡辺宗貴監修『家系図をつくる。』が候補です。版元の登録情報では、第1章が戸籍の基本知識、第2章が戸籍を集める手順になっています。

戸籍の基本から学ぶ『家系図をつくる。』の掲載を確認する

本の本文を読了した紹介ではなく、収録内容を確認した案内です。上の表や線の使い方は、同書の様式を転載したものではありません。

実父と養父、どちらか一つの名前を選ばなきゃ、と迷ったら。いったん図の外に、二つの記録を並べておこう。確認できた関係を残してから、自分がたどりたい家系図の形へ整えていけばいいんです。

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家系図の作り方や先祖を調べる手がかりを、初めてでも進めやすい形でまとめています。

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